株式会社Glove Support

ひとつの大切な光が遠い場所へ旅立ったという知らせを聞き、胸に静かな波が立ちました。その光は、私たちの日々にそっと寄り添い、言葉を通して生きる喜びや痛み、そして希望を教えてくれた存在です。

「いきる」という詩を初めて読んだときの感動を、今でも鮮やかに覚えています。雨が降ること、風が吹くこと、ただご飯を食べること…当たり前のように繰り返される日々の中に、「生きる」ことそのものの尊さがある。平凡な瞬間がこれほどまでに愛おしいものだと気づかされた瞬間でした。

「あなたはそこに」という詩に触れたとき、人や自然、目には見えない存在が放つ温かさを思い知らされました。言葉にはしきれない、ただ確かに感じるものたち。日々の中でそれらを見逃してしまうことも多いですが、ふと立ち止まり目を向けることで、私たちがどれほど豊かなものに包まれているかを教えられるようでした。“ほんとうに出会った者に別れはこない”という一節には、何度も勇気をもらいました。大切な人や思い出が目の前から消えてしまったとしても、それは本当の別れではない。その言葉が、人生の中でいくつかの大切な別れを経験した私を何度も支えてくれました。心に深く響くこの一言にどれだけ救われたか、数え切れません。

残された詩たちは、これからも私たちに語りかけ続けることでしょう。立ち止まりたいとき、前を向きたいとき、あるいはただ空を見上げたいとき。言葉の一つひとつが、どこかで迷っている心をそっと導いてくれるように思います。

日々はきっと、これからもさまざまな出来事を運んでくるでしょう。喜びや幸せだけでなく、悲しみや苦しみにも出会うかもしれません。それでも、あの詩がそっと背中を押してくれる気がします。目には見えなくなったけれど、あたたかな光はいつまでも消えない。私たちはその光を胸に抱きながら、それぞれの未来を歩んでいけるのだと信じています。

ほんとうに出会った者との別れがないのだとしたら、これもまた新しい形でのつながりなのでしょう。遠い場所から静かに見守る存在に感謝を込めて、これからも生きる喜びをかみしめながら歩みたいと思います。

届けてくださったたくさんの言葉に、ただ感謝の思いがあふれます。どうか静かな安らぎの中でお休みください。その言葉たちがこれからも私たちの心にやわらかな光を灯し続けてくれることを信じています。

谷川俊太郎さんのご冥福をお祈りいたします。

 

まだまだ週半ばですが、たくさんの素敵な言葉たちに力をもらって後半もガンバリマス✨

本日は工賃支給日です☺利用者の皆様も笑顔あふれる一日となりました。明日もよろしくお願いいたします。